日時:2012年9月12日19:00-21:00(会議後、四季にて懇親会)
場所:YMCA四ツ谷会議室
参加者:角屋さん、廣川さん、廣川(厚)さん、須田さん、高橋(美)さん、川本さん、江嵜さん、吉岡さん(青山女子短期大学教授、牧師)、松島さん(初参加)、水間さん、真野
1.最近の宮古VCにおける活動報告
①青山女子短期大の活動報告(吉岡さん)
- 教育の一環として、3回宮古ボランティア活動に参加。毎回15-20名程度参加。釜石、仙台でも活動を行った。
- 宮古では、去年は泥だし等、今年は赤前で冬祭り、ジャズコンサート等のイベントを開催。8月は、昭和の懐かしの歌を演奏する「東京カンソン」や学生がコンサートを開催。
- 地元の人の協力を得て、田老のグリーンピアで、フラメンコと宮古太鼓夕べを開催。
②お盆期間の活動(江嵜さん)
- 清泉女子大5名参加:愛宕で焼きそば炊き出しなど
- ホットドックやかき氷のおふるまいを行い盛況だった。
- 前センター長池田ももたろうさんが夫婦でいらっしゃっていた。
③高橋美香さんからの報告
- 8/29-9/8に宮古に滞在。
- ハックの家@田野畑(障害者施設、パン工房、カフェ等)で写真展を主催。地元の方や施設の方を対象に実施。
- 滞在中にデイキャンプが開催されたが、別行動をして単身高齢者のお宅などを訪問。
- 崎山の仮設住宅で富士宮焼きそばやかき氷のおふるまい。
- 8月下旬に広島YMCA専門学校が団体で参加。
2. 最近の活動の感想
- 最近、仮設などの訪問先が偏っており、あまり訪問できていない仮設などもある印象。仮設の方より「頼みたいことがあるが、最近YMCAが来てくれない」といった不満も聞かれた。(高橋美香さん)
- センターの人手が限られているので、支援の質を高めていく必要があるとの認識。(山根さん)
- 町の状況として、「先が見えない」という声が聞かれる。
- 瓦礫処理は進んでいるが、再建はまだまだ。区画整備、嵩上げ作業等の基本的な整備が進んでいないので、住民の住宅再建がままならず、仮設に留まっている人も多い。町外に出てしまった人も多い。(廣川さん)
- 社会福祉協議会の話しでは、仮設住宅に暮らす方々の体や心の健康についての問題が増加しており、専門家に繋ぐ役割が求められている。(山根さん)
- クライマーを送る会の活動の最終的な目標は、宮古の人と個人的に仲良くなり、本音を話してもらえるような関係になること。(角屋さん)
3. 今後の活動について
- 浄土ヶ浜で「鎮魂の祈り」を、来年5月末~6月に開催したい。この時期に、多額の寄付をしてくれた台湾仏教系団体を招待したい。(吉岡さん)
- 今年度になってからオリエンテーション説明資料がなく、初参加の人が教会とYMCAの関係など、基本的な事柄、ルールが認識されていない。そこで、オリエン資料を作成した。(廣川さん)
- 教会員の方の想いは、一日も早く教会を震災前の使い方に戻したいというもの。礼拝堂での宿泊利用を行わず、新たに建設したプレハブで宿泊する等、なるべく教会員の方への配慮を行うことを重視している。(山根さん)
- YMCAは、子供を対象としたプログラムを重点的に進めたいと考えている。宮古の子供が地元で遊ぶことで地元を好きになってくれることが望まれる。今、被災地には、子供が走りまわって思い切り遊べる環境がない。(山根さん)
- 一つ一つの細かいニーズに答える活動を継続しつつ、専門的な取り組みは外部機関などとも連携して、YMCAとしては子供を対象とした活動を重点的に行っていきたい。ニーズに対応していくだけでなく、センター側が積極的に提案して活動する形に少しずつ移行していきたい。(山根さん)
- 今まではVCが地域の人を訪問する形だったが、地域の人がVCを訪問するような形も生まれると望ましい。(角屋さん)
- トレイルラン企画も考えていたが、YMCAの方針に沿って、子供を対象にしたプログラムを中心に実施するのがいいのではないか。(角屋さん)
- 子供向けキャンプではカウンセラーが必要だが、地元の大学生などでカウンセラーを育成すべき。クライマーを送る会は安全対策の面で支援できるのではないか。YMCAのプログラムに会がサポートすることもあり得るし、独自企画をやることも良いのではないか。(角屋さん)
- 団体・初参加のボランティアが大勢来たときのVCへのフォローアップ体制が必要。VCでのボランティア経験者がサポートできるようにできないか。
(報告:真野)