2011年5月2日月曜日

ひとつひとつ丁寧にやる

今日は日曜礼拝があるので、メンバーみんなで一斉に礼拝堂の掃除をしました。今まではボラ拠点化していた教会も、今日は完全にいつも通りの形態で進めました。教会は街とともに復興すべきとの考えで支援物資やボランティアメンバーの寝袋等もそのままとなっていましたが、一方で日曜礼拝くらいは日常を取り戻したいという教会員の方の強い願いもありました。
みんなでやればあっという間です。教会員の方にも喜んでもらえたので良かったです。

また、今日はずっと懸念だったSさん宅の床板を仮設置する作業をしました。Sさん宅には一カ月以上お伺いしており、濡れた畳や家財道具の搬出、床下のヘドロ出し、掃除などたくさんのお仕事をさせていただきましたが、一室が床板をはがした状態のままになっていました。床板が無いのは危険ですし、まだ宮古では朝晩は相当冷え込むので、取りあえずコンパネを打ちつけて応急措置をしたいとみんな思っていました。

ここまでくると立派な大工仕事で、ボランティアがやるべき仕事なのかという考えもありますが、Sさんとは長くお付き合いしており、何よりこのままでは危険な生活を強いられるということから、例外的に大工仕事をすることになりました。

ボランティアメンバーの一人に日曜大工のプロがいたため、手際よく枕木の打ちつけからコンパネの切断までスムーズに進みました。

明日の午前中で設置は完了しそうです。畳は高いですが、コンパネの上にゴザを敷けば少しは生活しやすくなるかと思います。



地元の方のサポートも僕らの活動には欠かせません。写真嫌いと言われ一度は拒否されましたが、とってもお世話になっている方なのでやや強引にシャッターを押させていただきました。


30名以上となるとミーティングもなかなか大変です。僕らはなるべく丁寧に仕事をするために、朝食、昼食、夕食後に全員参加のミーティングを開き、全員で意識共有をしています。ややもすると、時間がかかり過ぎてしまうのですが、やはり一週間単位でメンバーが交代する中では、作業内容だけにとどまらない今まで経過や先方の状況などを確認することがとっても大事。


総勢30名。明日は岩手大学生も加わり40名近くで活動します。有志だけでこれだけ集まるって単純にすごいですね。

本日洗濯機支援もできました。宮古教会の幼稚園の父兄の方のご自宅です。とっても喜んでいただけました。
皆さまから頂いた洗濯機も残りあと6台。乾燥機も2台あります。一通り避難所のニーズは伺ったのでこれからは個人のお宅にも配布していきます。
(※ここ宮古教会では保管場所が限られており洗濯機はすでに保管場所が確保できない状態です。今後必要になる可能性もありますが、今は足りておりますので、洗濯機を事前連絡無く送られることのないようお願い致します。)




明日からは一週間ほどいた玄人ボランティアメンバーが抜け、またフレッシュなメンバーが入ります。
(真野)

2 件のコメント:

  1. Sさん宅の処置が出来たのですね。きっとエッチーも喜ぶことでしょう。本当に良かった。でも、私は心配しています。「物品提供」に踏み込むことをです。
    私のブログに、私の気持ちを書いてみましたので、読んでみてください。
    http://blog.goo.ne.jp/takarakadoya

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  2. 基本的には例外中の例外と伝え聞いております。現メンバーも安易な物品提供の問題については認識しており、今後ともよく相談のうえ、慎重に対処して参りたいと思います。

    (真野の後任の馬場)

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