2011年4月27日水曜日

ヘドロ出しはまだまだ続く

震災から1カ月半経ちましたが、最近また床下のヘドロ出しの依頼が増えています。
おそらく津波で被害を受けた家財道具の部屋からの搬出が終わったので次は床板をはがしてヘドロ出し、ということかと思います。
しかも今日の現場は2か所とも、床板を一部剥がれているだけで、そこから床下にもぐってヘドロを出す作業で、かなり大変だったようです。


他にもフローリングの床板をはがして、ヘドロを出す作業の依頼も受けました。フローリング→コンパネ→断熱材と三重構造になっており、釘も出ていることから素人にはそれなりに危険な作業です。フローリングそのものはそんなに痛んでいないように見えたので、ご依頼主に、本当に剥がすのが必要か、建築士会の無料相談を受けてみるようお伝えしましたが、依頼したが混雑していていつになるか分からないので、と諦めていらっしゃるようでした。
本来は大工や引っ越し屋がやるべきとみられる仕事を頼まれることも多々あります。
日常を取り戻しつつある中で、本来”仕事として”大工や引っ越し屋がおり、ご依頼主にも支払能力がある時に僕らはどうすべきか、いつも模索しながら進めています。

物資の段ボール箱が積み上がっていましたが、今日待望のラックを購入し、明日からいよいよ陳列を開始します。陳列作業には教会の会員の方も手伝ってくださる予定です。
教会に間借りをしている僕らボランティアにとって、教会の方と一緒に共同作業できることはお互いを知る貴重な機会です。


今週土曜は岩手大の学生主催のお花見イベントです。被災者の方をご招待してマイクロバスで花堤でおでんなどをつつく予定です。
明日からは毎日新しい方が来られます。明日1名、明後日3名、金曜5名です。年齢に関係なく、経験者が新しい方に教えていく、良いサイクルができればと思います。


(真野)

1 件のコメント:

  1. 現地での頑張りが伝わってきます。
    まだまだヘドロの掻きだし作業が終わらないのですね。

    在京で出来ることは、精一杯やります。

    コーディネートの作業も抱えて、大変だろうと思います。力の抜きどころを考え、元気に帰ってきてください。

    (角屋)

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