2011年6月16日木曜日

仮設住宅

いま宮古では、被災者の方々の仮設住宅の建築、仮設住宅への引越しなどが順次行われ、様々な課題が浮き上がっています。
その中でも特に気になった点を…

仮設住宅の内装をいじってはならないと、役所から通達されていると。
壁に釘やネジ、画鋲も打ってはならないとの事です。

って事は、
つるんつるんの鴨居も無い内装の壁に釘やネジを入れられないので、雨の日などに室内干しも出来ない、カレンダーも掛けられない、壁掛け時計も設置出来ない、服をハンガーで壁に掛けられない…

仮設住宅は決して広くありません。
収納も多くはありません。
以前お住いになっていた家から持ってきた荷物をある程度収納するには、空間の有効利用しか手立ては無いわけです。


多くの仮設住宅はお年寄りの方々には“高い”作りになっています。

仮設住宅はあくまでも仮設なので、地面を深く掘り下げて配管などは行っていないために縁の下が通常の住宅より高く作ってあります。
そのために玄関へ入る際に3~4段の階段を登るのですが、手すりが付いていません。
段差が割と高い為、お年寄りには大変です。

外の洗濯物干し台は、普通は目線の辺りにひょいと掛けると思うのですが、これは腰が曲がったお年寄りにとっては高すぎます。


しかし仮設住宅は、今のところ2年まで利用し、その後は再利用の予定は無いようです…


なぜ?
利用者の立場は?
通常の賃貸でも壁を傷つけて欲しくなければ代替えのモノが付いているのでは?

?がいくつも湧いてきます。

(石関)

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